2017-06-23 詩0002 地獄 神様も仏様も 地獄を知った 闇夜の太陽 鍋の底 よく噛む舌は 切られてしまう 閻魔様はキリキリ舞 夢の旅立ち 慚愧り刀持ってても 山のような鬼たちが がっさがっさと増えてきて 死を再び迎えに来る さよなら天国 さよなら現世
2017-06-22 詩0001 あがいた肴 よくよく考えれば神様は 肴に僕をしなかった。 前世は肴だったから 能面のような顔をできなくて さよなら笑顔も作れる でも、もう笑顔も見せたくない。 とてつもなく大きな川を渡れたら それはそれで肴だから。 小さな人生渡るのは 大きな人生がないから。 羽交い締めのように厄にとりつかれ 僕は泳ぐ川を歩く。 涙簿黒を作りながら